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ドローンに関係する資格 7種

ドローンドローン
ドローン

 ドローンに関連する資格にはどのようなものが存在するのかを調べたところ、7種の資格がみつかりました。各資格について、簡単な情報をまとめてみます。ドローンを個人で楽しむ程度であれば、必須となるケースは少ないですが、ドローンの資格に興味がある方の参考になれば幸いです。

  1. ドローン検定(1~4級)
  2. ドローン操縦士回転翼3級
  3. 無人航空機操縦技能/安全運航管理者
  4. DJI CAMP
  5. 産業用マルチローター技能認定証
  6. 第三級陸上特殊無線技士
  7. 第四級アマチュア無線技士

ドローン検定(1~4級)

 ドローン検定協会株式会社が主催する民間の検定試験です。正式名称は無人航空従事者試験ですが、ドローン検定D検AQTDの略称で呼ばれることがあります。4級から1級までの難易度があり、ドローンに対する知識と技能を証明する資格です。資格取得により、以下のようなメリットがあります。

  • 国土交通省への許可承認申請時に操縦者の資格証明書を添付可能
  • 国交省認定の基礎技能講習受講時に座学1が免除

ドローン操縦士回転翼3級

 一般社団法人ドローン操縦士協会(略称:DPA(ディーパ))による認定資格で、操縦士資格とインストラクター資格があります。資格の取得には、DPA認定校での受講が必要です。資格取得により、以下のメリットがあります。

  • 国土交通省への飛行許可申請の一部が省略可能

無人航空機操縦技能/安全運航管理者

 一般社団法人日本UAS産業振興協議会(JUIDA)による認定資格で、無人航空機操縦技能証明証と無人航空機操縦技能証明証の2種があります。資格の取得には、JUIDA認定スクールの受講が必要で、修了した操縦士に交付されます。資格取得により、以下のメリットがあります。

  • 国土交通省への飛行許可申請の一部が省略可能

DJI CAMP

 DJI JAPAN株式会社が主催する民間資格で、DJIの製品に特化した、正しい知識、操縦方法、飛行モラル習得のための企業向けプログラムです。DJIスペシャリスト、DJIインストラクター、DJIマスターという3段階のレベルがあります。プログラムに参加し、試験合格によって資格が得られます。資格取得により、以下のメリットがあります。

  • 国土交通省への許可承認申請時に操縦者の資格証明書を添付可能

産業用マルチローター技能認定証

 農林水産航空協会の指定教習施設で教習を受講し、検定に合格することで認定される資格です。農薬散布ドローン(産業用マルチローター)で農薬散布を行う為には、操縦や農薬散布に関する技能と知識が必要とされており、検定の合格が農林水産省無人航空機利用技術指導指針で定められています。この認定は、ドローンの機種毎の認定となるため、認定を受けた機種以外を扱うことはできません。実際の農薬散布にあたっては、資格取得の他、国土交通省への飛行申請書提出や、農林水産省への散布計画書の提出などが必要です。


第三級陸上特殊無線技士

 陸上特殊無線技士は、陸上にある無線設備を設置・操作するために必要な国家資格で、取扱える無線の種類・周波数などによって第1級・第2級・第3級にわかれています。ドローンの操作上、5.7Ghz帯の周波数を利用する場合には、第三級陸上特殊無線技士以上の資格が必要となります。資格取得には、試験を受験する方法と、養成コースの受講する方法の2パターンあります。


第四級アマチュア無線技士

アマチュア無線技士は、個人で操作できるアマチュア局(アマチュア無線局)で無線操作を行うために必要な国家資格です。取扱える無線の種類・周波数などによって第一級~第四級に分かれています。ドローンの操作上、5.8Ghz帯の周波数を利用する場合には、第四級アマチュア無線技士以上の資格が必要となります。この周波数帯は、FPV(First Person View)の機能を利用する際に使用されます。


まとめ

 ドローンに関連する資格についてまとめてみました。分類分けすると、以下のようになります。

  • ドローンの操縦・知識に直接関係する資格 1~5
  • ドローンの操縦・知識に直接関係しない資格 6、7
  • 独学、受験で取得できる資格 1、6、7
  • スクールなどの受講が必要な資格 2~5
  • 業務利用向けの資格 4、5
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