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Python学習 基本的な変数の型と使用方法

Pythonプログラム

 変数を使用しない、変数に型のない言語はありません。どの言語でも最初は変数の型と使い方を確認します。ここでは変数の型と基本的な使用方法についてまとめます。


変数の宣言

 Pythonでは変数を定義する際、型の宣言は不要です。変数に値を代入すると、代入された値を判別して型が決まります。変数の型は type([オブジェクト]) を利用する事で確認できます。

str1 = '文字列1'
print(type(str1))
<class 'str'>

 変数に使用できる文字は半角英数字とアンダースコア「_」で、数字から始まる名称は作成できません。

変数の型と使用方法

 Pythonで扱える型は分類が少ない印象ですが、基本的な型は他の言語と変わりません。タプル型について、私はこの型にお会いするのは初めてでした。他の言語にも存在しているようですが、使用方法は多少異なるようです。

代入例
str文字列str1 = “文字列”
str2 = ‘012345’
int整数int1 = 12345
float浮動小数点flt1 = 0.987
boolブール、論理bl1 = True
bl2 = False
list配列list1 = [“文字列”, 0, True]
tupleタプルtpl1 = (“文字列”, 0, True)
dict辞書dic1 = {“key1”: 0, “key2”: 1, “key3”: 2}
set集合set1 = {“str1”, “str2”}
datetime日付dt1 = datetime.datetime.now()

str:文字列

 文字列を変数への代入する場合、文字列をシングルクォーテーション、またはダブルクォーテーションで囲います。文字のエスケープは「\」を使用し、文字列内で改行する場合は「\n」を使用します。また、複数行にわたるの文字列を代入する場合、シングル(ダブル)クォーテーション3つで囲います。

str1 = '文字列1'
str2 = "文字列2"
str3 = "ダブルクォーテーションをエスケープ\""
str4 = "文字列内で\n改行"
str5 = """
複数行
の
文字列
"""

print(str1)
print(str2)
print(str3)
print(str4)
print(str5)
文字列1
文字列2
ダブルクォーテーションをエスケープ"
文字列内で
改行

複数行
の
文字列

int:整数

 整数を変数へ格納すると int 型となります。Python2では int 型と long 型が存在していましたが、python3では int 型に統一されました。itn 型で格納できる値に最小値・最大値は設けられていません。

int1 = 1
int2 = 3
sum1 = int1 + int2

print(int1)
print(int2)
print(sum1)
1
3
4

float:浮動小数点

 小数値を変数へ格納すると float 型となります。コンピュータ内部の難しい事情がある為、不動小数では誤差というものが発生します。興味のある方は Pythonチュートリアル を参照してみてください。
float 型の範囲は以下のようになっています。

  -1.7976931348623157e+308 <= f <= 1.7976931348623157e+308

flt1 = 0.123
flt2 = 9.876
sum1 = flt1 + flt2

print(flt1)
print(flt2)
print(sum1)
0.123
9.876
9.998999999999999
※sum1の演算結果で誤差が生じています

bool:ブール、論理

 論理値 True、False を変数へ格納すると bool 型となります。bool値は整数化すると、True = 1、False = 0 として扱われ、bool型変数で演算を行うと数値化されて扱われます。

bl1 = True
bl2 = False
sum1 = bl1 + bl1
sum2 = bl2 + bl2
sum3 = bl1 + bl2

print(bl1)
print(bl2)
print(sum1)
print(sum2)
print(sum3)
True
False
2
0
1
※bool型同士の演算結果がint型になっている

list:配列

tuple:タプル

dictionary:辞書

set:集合

datetime系


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